○月○日
今日から、蔵馬がしばらく魔界にしごとにくるっていうから、パパといっしょに蔵馬のところに行ったら、蔵馬といっしょにきれいなお姉さんがいてびっくりした。
パパもびっくりしてた。めずらしくなんかあわててたもん。
お姉さんが、
です。よろしくね」
っていうから、ぼくも
「修羅。は、ニンゲンでしょ?何で蔵馬といっしょにいるの?」
って聞いて見た。
すると、はくすくすわらって、
「蔵馬の事が好きだからよ」
っていったあと、ぼくのことをかわいいって言ってあたまをなでてくれた。子どもあつかいされてちょっとムカついたけど、なんかドキドキした。
蔵馬は、のことをパパに、
「オレの彼女ですから。手を出したらただじゃ済みませんよ」とか言ってたけど、『カノジョ』ってなに?
蔵馬のところからかえったあとで、パパにカノジョってなに?って聞いたら、
「子供はそんな事知らなくていい」
って、しかられた。チョーむかついた。みんなぼくの事を子どもあつかいするから、チョーむかつく。
こんど、カノジョってなに?ってにきいたら教えてくれるかな?


○月△日
蔵馬がきてから、なんかパパのきげんがいい。よくわかんないけど、躯とかほかのみんなは、『ショクムタイマン』と かいうのでサボってばっかりだけど、蔵馬はマジメにしごとをするからなんだっててさ。
それも一人で4、5人分のしごとをするから、パパのしごとがらくになってたすかるってにこにこしてる。
蔵馬はど〜でもいいけど、パパがきげんいいし、はやくかえってくるし、一人で夕ごはんたべなくていいからいいや。
今日はめだまやきハンバーグがたべたいってパパに言ったら、仕事が終わったらたべにつれてってくれるんだって。今ならにんじんのこしてもおこられないかな?


○月□日
Fブロックでに会った。に、うちにあそびに行っていい?ってきいたら、
「いいわよ」
って言うから、うんっていってあそびに行った。
一緒に人間界のおかしをたべて、ジュースのんで、おしゃべりしたんだ。
蔵馬がしごとしてるから、は一人でるすばんなんだって。ぼくとおんなじだ。
で、にこのまえ蔵馬がパパにいってたカノジョって何?ってきいたら、なんかちょっとこまってた。
「大好きな女の子のことをそう言うのよ」っていってたけど、ぼくがじゃあのことぼくはすきだから、はぼくのカノジョなんだよね?ってきいたら、それはちがうんだって。
「どうしてちがうの?」
ってきいたら、はちょっとのあいだだまって、かんがえてたけど、
「それはね。大好きの種類が違うからよ」っていった。
「なんでちがうの?」ってきくと、はなんだかむずかしいかおをしてた。
そのあとで、「修羅くんがもうちょっと大きくなって大人になったら多分きっと分かるわ」っていった。
やっぱり、子どもあつかいしてる。ちぇっ。
でもはやっぱりきれいだし、ぼくが、はぼくのことがすき?ってきいたら、は、すきよっていったし、エレベーターのボタンを押す時に、よいしょってしてもらった時には、なんかすごくいいにおいがしたし、ぼくがうちにかえるときには、おみやげよっていって、人間界のおかしをたくさんくれたから、まあいいや。


○月×日
くんれんじょうで躯に会ったら、なんか、すごくきげんがよさそうだった。
「おう。黄泉の所のちびか。元気か?蔵馬の女は良いぞぉ。栗色の髪のやつ。知ってるか?さっき始めて会ったんだが、俺好みの良い性格してる」
とか言って、ばかわらいしながらぼくのあたまをぐしゃぐしゃするから、
「ちびじゃないやい!」
って、けとばしてやった。
そしたら、
「痛いなちび。まぁ、良い、今日は俺は機嫌が良いから許してやる」
って、またあたまをぐしゃぐしゃされた。蔵馬のオンナって、のことなのかな。よくわかんないや。


○月◇日
しょう店がいで、にあった。蔵馬もいっしょだった。夕食のかいものだって。蔵馬はいっぱいにもつ、もってたな。はちっちゃなバッグ一つだけ。
にきいたら、かいものにもつはぜんぶ蔵馬がもってくれるんだってさ。
ぼくが、この前はおかしをいっぱいくれてありがとうって言ったら、
「どういたしまして。ちゃんとお礼が言えるってえらいわね」ってはうれしそうだった。
そしたら、蔵馬は、
「え?、いつそんな事したの?」って、びっくりして、そのあと、ちょっとだけこわいかおしてたっけ。
すると、は、
「いいじゃない。なにくだらない事で目くじら立ててるの?子供相手に」
って、蔵馬にいったんだ。
「そう言う意味で言ってるんじゃないって。子供いるから手短に言うけど、こーゆー事あると、立場的に色々と面倒くさいんだ。前程深刻じゃないけどさ」
ぼくのほうをじとっとした目で見ながら、蔵馬はあいかわらずちょっとこわいかおしてる。
「あら、この位、貴方なら上手に立ち回れるでしょ?」
がそう言うと、蔵馬がヘンなかおしたけど、はにこにこ笑ってる。
「ああ、の言う通りだよ。でも、オレ、他にもやる事沢山あるんだって。こんな事に無駄な神経使うのは嫌なんだ。君はその位察してると思ったんだけどねぇ」
なんかよくわかんないけど、ぼくがにあそんでもらったり、おかしをもらったりするのは蔵馬はイヤみたい。
かおもこわいまんまで、じっとりぼくを見てきたから、ちょっとだけせなかがぞぞぞってした。
ねえ、蔵馬おこってるの?っていって、のほうを見たら、ぼくの手をぎゅってにぎって「大丈夫?」っていってくれたんで、せなかのぞぞぞはすぐきえたけど。
「分かりました。その辺りは適当に気を付けます。でも、子供脅すのは止めなさいよ。こわがってるじゃない」
は蔵馬にそう言うと、ぼくに大丈夫よ、蔵馬怒ってないからって、言ってくれた。
「怒ってないわよね?」ってが笑うと、
「はいはいお姫様。怒ってないです。子守するなとは言わないから、オレの胃に穴が開かない程度で勘弁してくださいね」
って、蔵馬はこたえてたけど、なんだか、もうどうでもイイ、って言ってるみたいにきこえた。
ぼくのこと子どもって言うのは、なんかビミョーにあれだけど、がまた遊んでくれるみたいだからいいや。
ていうか、蔵馬よりもぼくのほうがはだいじだよね。きっと。ぼくのみかたしてくれるし、蔵馬のことおこってくれたし。


○月▽日
ろうかのどまん中で、蔵馬とがけんかしてた。は、城の外に出るっていって、蔵馬はだめっていって、
「何度言ったら分かるんだい?ダメなものはダメ!」
「イ〜ヤ〜よっ!!絶対にイヤ!」
って、ずーっと。
人がじろじろ見ながらとおりすぎても、ぼくがじーっとみてても、二人ともぜんぜん気にしないで、大きな声出してたし。
けんかするってことは、二人とも仲がわるくなったんだろうなあ。きっと。


○月☆日
この前にもらったおかしを城の中庭でたべてたら、幽助がきた。
「お、人間界(オレ達のとこ)のじゃん。うまそーだな。一つくれよ」
っていって、ぼくがいいよともなんとも言わないのにかってにたべられた。
勝手に食べるな!っていって、グーでなぐったら、かんたんにうけとめられて、
「修行が足りねえなあ」とかいうんで、チョーむかつく。
幽助が、どうして人間界のおかしをもってるかしりたがるから、にもらったんだっていって、いばってやった。
そしたら、
「へえ、あいつ子供には優しいんだなあ。オレ達にはすっげえキツいくせに」とかいっておどろいてた。ざまあみろ。
はやさしいし、きれいなのに、何で幽助がこわがるのかわかんないって、いってやったら、
はああ見えて、超強いんだぜ。蔵馬だって、が怒るの怖がってるんだぞぉ」って幽助はいってた。パパも蔵馬のこと苦手そうにしてるのにすごいや。
は蔵馬よりも強いんだねって言ったら、
「そーかもな。から大嫌いなんて言われたら、きっとあいつショックで死ぬぜ」
って、言ってげらげら笑ってた。
だったら、きっとたぶんは蔵馬よりもぼくのことがすきなんだろうな。この前もそうだったけど、蔵馬よりもぼくのほうがやさしくしてもらってるもん。






コメントと言う名の言い訳。
え〜、夢と言うよりは名前変換小説ですがいかがだったでしょうか?
こう言うお遊びもたまにはありかなと(笑)うち、コメディっぽい話少ないし(笑)
修羅の日記と言う設定上、ひらがな率多いので、読みにくいかも知れませんが、子供の日記を再現する為なので、すみませんが勘弁してくださいm(__)m
スタンスとしては、近所の優しいお姉さんとか、幼稚園&保育園の保母さんとか小学校の先生におネツなイメージで書いて見ました。こう言う三角関係(爆笑)もありかなと思います。今までサイトにアップした小説の裏話っぽいものも混ぜてますので、分かった人がいると嬉しいですvvこの日記はネタが出来たら、またちょこちょこ書くかも知れません。このテの設定での王道はまだ全然やってないからやりたいし(笑)