が『儀式』を始めたのとほぼ同時刻になるだろうか、予算会議を終え、いつものようにしつこく部長をやれという勧誘を振り切って、蔵馬は学校を後にした。
さっきの との会話が妙にカンに障ると言うか、引っかかる。単に、自分も用事があるからちょうどよかった、と言っただけ、のはずの返事だから、あそこまで安堵した調子で言うのはどうしてだろう。元々感情をストレートに、そして本人はあまり意識してはない様だが、やや誇張気味に物事を表現する傾向が にはあるから、だから、彼女的にはちょうどよかった、という気持ちをいつもの様に少し大げさに言ってみただけ、なのだろう。だが、自分のなかの『何か』がシグナルを鳴らしている。何かがおかしいと。魔界の穴が開き始めてから、なんだか情緒不安定気味で、閉じてからはその傾向がより強くなっているから、きっとそのせいだと思いたい。電車を待ちながら、 と連絡を取ろうかと携帯を引っ張り出して、今日は強化メニュー、と が嬉しそうに言っていたのを思い出し、今頃は電話には出れないだろうと思い返して、また携帯をポケットにしまいこんだ、その時。聞きなれた声が自分を呼んだ。
「よ。蔵馬じゃねえか。穴ふさいで以来だな。元気か?」
「幽助‥‥」
多分、穴のおかげで一番、自分の状況に変化の起こった人間‥‥いや、もう今は魔族だから自分の同類、になった人物がそこにいた。
「近くまで来たんで、お前のツラ見て帰ろっかなと思ってさ。まさか駅(ここ)で会うとは思わなかったけどよ」
自分の身に起こった変化など、まるでなかったかのような笑顔。その笑顔に、なんだか救われたような気分になる。
「ありがとう。元気だよ」
「お袋さん元気か?」
「勿論」
何気ない会話に、さっきからのもやもやが晴れ始めている。
「‥‥で、えーと、こないだ初めてみた、あの、お前の彼女。聖ソフィア女学院のオジョーサマ。なんつったっけ、 、か。彼女も、元気か?」
首を捻り捻り、記憶を辿って、幽助は蔵馬に問う。
「ああ、彼女も元気だよ。穴が塞がって、当分何もなさそうだから、しばらくは心配かけたお詫びにわがまま聞かなきゃなって思ってるところだけど」
少しだけ、肩を竦めて見せる。
「あ〜そっか。大変だな。お前も」
ぽんぽんと幽助は蔵馬の肩を叩く。
「そう言う幽助も、螢子ちゃんの事はいいんですか?オレ達の心配よりもそっちの方が大変でしょ」
「‥‥それ言うなよ。そいつがいっちゃんめんどくせーのに」
とたんに嫌そうな顔をする幽助。
「あ、そうだ。ちょっと聞いときたい事があるんだけどよ」
話題を変えたいのか、唐突に切り出した幽助。
「お前の彼女って、家、どこだ?ちょっと気になるもん見ちまってさ」
「‥‥オレと同じ街ですよ。駅から途中で帰る方向が違うんで分かれますけどね」
幽助には気が付かれないかもしれないが、口調に微妙な戸惑いの色。
「じゃあ、蟲寄の人間じゃねえんだな」
「勿論。前にも話した通り、彼女は『普通の人間』じゃありませんけど、『能力者』じゃありませんからね」
きっぱりと断言。
「じゃあ、オレが見たのって、人違いかもしんねえなあ‥‥」
「幽助?何を見たんです?」
口調が僅かにキツくなる。
「今日、オレ、約束してたから、城戸達のツラ見に蟲寄に行ったんだよ。実は今もその帰りなんだけどさ、そしたら、帰りがけによ。お前の彼女見ちまって。で、それだけなら別にいいんだけどよ‥‥」
そこまで言って、幽助は、彼にしては珍しく言葉を切って口ごもった。
を見かけて、それでどうしたんです?」
少しだけ目が眇(すが)められる。僅かに鋭くなった眼光が、幽助に向かって飛んだ。
「制服でさ、入魔洞窟の方角へ向かって歩いてたんだ。なんか気になったから城戸達(あいつら)と一緒に後つけたんだよ。途中までだけど。単に方角が同じの別の場所にいくんかなと思ってたけど、そしたら、100%そうだってワケじゃねえけど、結構間違いない感じでさ」
「幽助。その、幽助の見た女の子が、 だって、断言できる?」
さっきよりも鋭さを増した目で蔵馬は幽助を見た。
「ぜってー間違いない、とまではいわねえけど、多分ビンゴだと思う。本人にゃ一度しか会ってねえけど、その時とソフィアの制服(おんなじ格好)だったから、オレも気がついたんだ。ソフィアのオジョーサマで、押さえてるけど結構つええ気を漂わしてるってゆーのは、そんなにごろごろいねえだろ」
「そうだね。幽助がそこまで確かめてるんなら、結構信憑性の高い事実だと思う」
何かの間違いだろう、と思いたかった。だから声がどこか硬い響きになるのは、ちょっと隠せなくて。
「あの、さ、オレもあんましそーゆー事思いたくねえんだけど、オメーの彼女、なんかヤバイかもしんない。まだ、オレらと違って、人間なんだろ?」
「ヤバイって、どういうこと?」
訊き返す声が険しくなった。さっき と話をしてからずっと鳴りっぱなしだった自分の中の『何か』が出していたシグナル。それがいっそう激しく鳴り出して。
「匂いが、したんだよ」
「匂い?」
「お前の彼女から、魔界の空気と同じ匂いがしてた。フツーじゃねえ人間にはぜってえ分かる位強かった。お前の彼女だからさ、オレたちが魔界に行った時の匂いが移ってんじゃねえかなって最初は思ったんだけどよ」
蔵馬からはおんなじ匂いがしないから、なんか変だなって、話してて、今気が付いたんだ。幽助はそう付け加える。
「あれ、もしかして蔵馬、気がついてなかったんか?オレよりも鼻が利きそうなのに」
不信げに問う幽助。蔵馬は口元に手を当てて、自らの記憶をたどる。距離的にはそんなに接近してる訳ではない幽助ですら感じ取った『匂い』をなぜ、 に至近距離まで接近できる自分が嗅ぎ落としてしまったのか。いくらこの所ずっと情緒不安定気味で、普段の自分にはありえない注意力の低下があったとしても、それだけはっきりとした匂いに気がつかないなんて事はない、はず。どうしてそんな致命的な見落としをしてしまったのか。
「‥‥‥そうか‥‥!香水だ」
の身体から、この所ずっと香水の匂いが漂っていたのを思い出す。『普通の人間』には嗅ぎ取る事ができない『魔界の空気の匂い』と『普通の人間』の鼻にも届く『香水の匂い』じゃ、後者の方が種類に関係なく圧倒的に強い。至近距離なら後者の匂いが前者を打ち消してごまかす事も可能だろう。
思い起こせば、かすかに魔界の空気特有の、陰にこもった気だるげで退廃的で濁った匂いが、香水の甘い香りの中に入り混じっていたような気がする、が、それと口にせずに に問いただしても、最近のお気に入りなの。いい匂いでしょう?と切り返されて、じゃれつかれて。嗅覚をはじめとする各種感覚が出自のせいで鋭敏なのが、こういう時は逆効果になってしまうのだろうか。おかげで、彼女自身の甘い体臭と、甘さとさわやかさが同居した香りのくせにラストでふっと大人びた艶めいた香りが混ぜられている、 の愛用している香水。そっちに酔わされて、深く追求するのを止めさせられていた。いや、それ以上に最近の自分の感情の不安定ぶりに加えて、久しぶりに『普通の日常』を取り戻した安堵感と、それに伴う緊張感の緩みが、本来なら気が付くはずの些細な変化すら、見落としていた、と言う事なのか。
「‥‥やられたね。幽助、君が蟲寄で見たのは、9割9分彼女だ。最近ずっと様子がおかしかったんだよ。なんとなく変、って位の変化だったから、考えすぎかと思って本人に深く追求はしなかったんだけど」
「え?って事は、何?お前の彼女って、お前よりも頭いいの?」
「幽助‥‥」
ぴんと張り詰めていた蔵馬の表情があきれたような苦笑いを浮かべたものへと変わり、通常モードに近いLVの柔らかいものに変化する。
「だってよ。蔵馬頭良いからさ、騙せるようなヤツって、フツーいねえじゃん。いたら、お前より頭良くなきゃおかしくねえ?」
真顔で言ってくる幽助に蔵馬は苦笑を止められない。
「‥‥少なくとも、今回の事に関しては、彼女の方がオレよりも一枚上手ではあったね。確かに頭は悪くない娘(こ)だよ。オレと口で言い合いして勝つ事がある位には」
「じゃ、やっぱり頭良いんじゃん。蔵馬と同じ位」
「どうかな?そこまで言うにはまだ少し早いかもしれないよ。幽助に姿を見られてる時点で、完璧に隠したつもりのオレへの隠し事が破綻してるしね」
そう言って、蔵馬はすうっと目を細めた。
「蔵馬‥‥ひょっとしてお前、怒ってる?」
漂う雰囲気と表情に、幽助は少しおびえたような色の声で聞く。
「いい気分ではないよ。そうだね。幽助の言う通り、怒ってるかもしれない」
蔵馬の表情も声も、どちらもいつもと同じ様に穏やかだが、目が全く笑っていない。
「穴は塞がったって言っても、一度は第3段階まで行った以上、あの辺りにはD級以下の妖怪がかなりの数生まれてるし。それ以前にあそこは元々物理的に安全な場所ではないし。幾ら『普通の人間』じゃなくたって、女の子が一人で行っていい所じゃない」
「そーだよな。その、お前の彼女がどんだけつええかは分かんねえけど、あそこは女一人でいくには危険すぎだと思うぜ」
賛同する幽助。蔵馬の様子に微妙に圧倒されている様で顔の表情が引きつり気味だ。
「そんな所に一人で行って、しかも魔界の匂いを染み付かせてる。どう考えても彼女は何か危ないことをしてるね。間違いなく。それもオレに黙って。自分が『普通の人間』じゃないからって言っても、だから危ないことしてもいいって事にはならないし」
蔵馬の目は、冷え切った氷点下の温度なものに変わっていった。
「幽助」
「あ?」
急に名前を呼ばれて、心臓が跳ね上がる。
の事、教えてくれてありがとう。オレ、今から蟲寄市に行って彼女を連れ戻して来ます。それじゃ」
そう言って、タイミングよく滑り込んできた蟲寄方面行きの電車に乗り込んだ蔵馬の顔は、2週間と少し前、入魔洞窟で見た事のある顔の様に、幽助の背筋をぞくりとさせるもの、だった。


「‥‥‥守る物。生み出す物。保つ物。汝が力は命の力‥‥」
水の中から上がった は座禅を組む時の様に足を組んで座り、胸の前で複雑な形に印を組んで、低い声で呪文を唱えていた。腕の付け根辺りまでどす黒く染まっている全身を淡い陽炎のような青真珠色の光が包んでいる。 が呪文を一言紡ぐたびに、少しづつ、どす黒い色素の色が薄れていき、 の身体から、抜けていく。
「汝が力は命の力。流れる血潮は汝が力‥‥汝が力は、我の力へ!」
の全身を包む青真珠の光が一瞬、カメラのフラッシュのように激しく光った。洞窟の内部が眩い蒼で満たされる。光が収まった後には、今までどす黒い色素で痛々しく装飾されていた の体が、元の健康そうな肌を取り戻している。いや、健康そうな、と言うには少し青ざめているかもしれないが。
「‥‥これでよし、と。後一セット、かな。もうだいぶ吸ってしまったから。良かった〜。今日で何とか自然回復任せでいい位には浄化できそう♪」
組んでいた足をほどいて、立ち上がろうとするが、その瞬間目の前が白く染まる。
「‥‥あ‥‥また立ちくらみ来た‥‥。しょうがないか。ダイエット中だし。これが終わったら、おうち帰ってご飯だからがんばろ」
ダイエット中、なのは嘘ではなかったらしい。めまいが治まるのを待って、再度立ち上がる。また、水の中に戻ろうとする に、精霊の一人、多分水の精霊(ウンディーネ)だろう全身青のエルフ少女が駆け寄ってきた。
、大変。地上の入り口に、だれかいる!」
「え?でも、ここに直通の移動陣図は隠してるから大丈夫でしょ。もし見つかっても、精霊使い(私たち)以外の人は使えないように調整してるし、その前に、今まで誰もここまでこれなかったんだから平気よ」
「うん。そうだよね。いつも通り、入り口回りうろうろして出て行く、よね」
精霊の少女はにっこりと笑った。
「それより、多分今日でもう、浄化終わりそう。後は、気脈から流れ込む力で残りの瘴気は自然に浄化できるんじゃないかな。もう、苦しかったり、痛かったりしないで済むからね」
「ほんと?!」
「ホントよ。みんなにも、教えてあげて。じゃ、私、最後の浄化の儀式やってくるから、ボディーガード、よろしくね」
嬉しそうに笑って、後2体の精霊の元へ駆けて行く水の精霊の少女を見送ると、 は今度こそ水の中に戻った。先程と同じ様に、下半身をすっぽりと水につけて手をあわせて、ゆっくりと複雑な印に組み替えて。やや血の気を失いかけている唇から、先程と同じ呪文が流れ始めた。同時に、水面が黒く染まって、瘴気が の元へ集まり、彼女の体内へと少しずつ吸収されていく。再び、彼女の身体は黒く染め上げられていった‥‥。


「‥‥‥。とりあえず、奥の方にいるみたいですね。この気の方角と強さだと」
入魔洞窟の前にたどり着いた蔵馬は、僅かに気を集中して、 の気配とその気配の発せられている方角を正確に感じ取ると、呟いた。
奥の方から、いつもは霊界のランク付けだとDそこそこ位に押さえ込んでいる の霊気が今はその歯止めを解き放って本来の実力通りの強さで発せられている。本来の実力通りの強い霊気と言っても、攻撃的な『気』を発している訳で無く、今感じられる の『霊気』は『護り』とか『封じ』と『清め』と言った防御的な色が強い。だがそう言う色の霊気ゆえに、弱い妖怪や魔物なら、この気にあてられて調子を崩したり、恐怖を感じて逃げ出したりする物もいるかもしれない。流石に蔵馬位のランクになると、そんな事は無いけれど。
「ここから『普通に』行って奥まで2時間。手加減無しで飛ばしたら、どの位で到着するでしょうね」
奥への道はほぼ全行程を記憶している。帰る時の目印に蒔いていたアカル草もまだ枯れずに花が咲いているはずだから、万が一道に迷う事があっても、正しい道を見つけることは容易だろう。『あの時』と違って、少なくとも道中に攻撃を受けたりする心配は無いに等しいから、純粋に行程上の地形的、環境的な危険だけを警戒していればいい。加えて『普通の人間』の足に合わせて移動しなくていいと言うメリットもある。途中からは に気付かれない様に、注意を払って近づかなくてはならないだろうから、その分スピードは犠牲になるだろう。それら全てを計算に入れても、かかる時間は前回ここに来た時の半分程度だろうか。とんとんと地面を靴のつま先で叩き、軽く足首を回すと、蔵馬は一気に洞窟内部の闇にその身を躍(おど)らせた。

 洞窟の中に、高く、低く の唱える『浄化』の呪文が響く。水面上に浮かんでいる、どす黒い色の『瘴気』は、最初の頃の湖全体への広がりから、水面の半分程度までその面積を狭めており、その色も心なしか、見るものに不快感を与えるような漆黒から、相変わらず不快感を与えるのは変わらないが、チャコールグレイに近い色身へと変わってきているようだ。
  を守る!と宣言してこの場へと残っていた3体の精霊の内、風の精霊(シルフ)であろう、狼の仔がぴくんと何かに気がついたかの様に耳を動かし、鼻をうごめかした。
「だれか、こっちにくる」
その言葉に、他の2体、いや人格があるから二人と言うべきなのか、水の精霊の少女と地の精霊(ノーム)であろう擬人化犬、RPGやファンタジーではコボルトと呼ばれる種族に酷似した精霊が、風狼の仔をはっとしたように見た。
「誰っ。誰が来るの?」
「わからない。でも、人間じゃない。にてるけど、においがちょっとちがう」
風狼の仔は鼻を動かしながら首をかしげた。
「妖怪とか魔物のにおいにも、にてる。でも、人間のにおいもちょとする。なんかヘンな感じ」
風狼の仔の首の後ろの毛が微妙に逆立ち始めた。
「ああ、今、ワシにも感じられた。早いな。もうかなり近づいてる」
コボルト似の地の精霊も自分の感知圏内に侵入者を捕らえたらしい。
「‥‥あ、あたしも分かった。確かに、ヘンね。人間と魔物と両方の気配がする」
水の精霊の少女も侵入者を感知して眉をひそめた。
「敵意は感じられないんだけど‥‥でも、 、今儀式中だし。邪魔しちゃおっか?」
水の精霊の提案に、残り2体は首を捻る。
「敵意が感じられないなら、無理に邪魔する事もなかろうて」
地の精霊の提案に水の精霊の少女は少し不服そうだ。
「警告、と言うか、こっちに来ないように誘導くらいはいいかなって思うんだけどどうかなあ」
「‥‥その位なら好きにすればいいじゃろ。この早さだと後5分もすれば、水場のある辺りを通るみたいだから、やるならそこでせい」
地の精霊も強く引き止めなかった辺り、やはり『侵入者』には警戒が高いらしい。
「分かったわ。じゃあ、あたし、『侵入者』がこっちに来れないようにする」
水の精霊の少女はそう言うと、人間の言葉、少なくとも日本語の範疇からは外れている言語で呪文を唱え始めた。

「‥‥‥?」
『普通の人間』ではありえない速度で洞窟内を疾走していた蔵馬の足が、唐突に止まった。警戒の色を含んだするどい目で、辺りをぐるりと見回す。洞窟の内部としてはごく普通の空間だった辺りの景色がいつのまにかその様子を変えている。どこから湧き出てきたのか、辺りは一面の霧で覆われていた。おそらくは水の精霊の少女の『警告』として出現した物なのだろう。
「‥‥もう気付かれたのかな?」
ほんの数m前すら見えない、深い深い霧を見ながら呟く。
「でも、 、この程度の事でオレを邪魔してるつもりなの?こんなモノ、障害にすらならないって事が、分かってないみたいだね」
楽しそうな声。だが、その声にどこか冷たい響きがあるのは、否定できない事実。唇の端をあげて笑った顔も、その目は笑っていない。
「邪魔したって無駄だって言う事、分からせてあげるからね」
そう呟いて、蔵馬は、行く手の見えない霧の中に飛び込んで行く。

  
コメントと言う名の言い訳
‥‥‥すみません。前後編で終わりませんでした〜〜(平謝)前中後編の3部作になりそうです‥‥(w;;
ええと、このコメントを書いている時点でワードの1P45字×45行詰めで14P目の22行目、字数にして1万9654字と言う、うちのドリームとしては最大の長さになってるんですが、まだ終わってません(w;;
場面的にはようやくクライマックスに差し掛かり始めた位ですか?まだまだ長さ伸びそうです。最長不倒距離を着々と更新しつつあります。一体何Pで終わるのか、もはや書き手の秋光自身にも見当がつきません。20P以内でエンドマーク付けたいんですが、後5P半で、本当に終わるんでしょうか‥‥(汗)終わるよね。終わるって言ってよ南野く〜ん(><;;
3部作になった原因はなんとなく見えてます。幽助と南野の会話場面が最初の予定よりも遥かにページを食っちゃった事ですね。多分。
予定では長くても最大1P強だと思ってたのに、実際書いてみたら2Pちょっとと予定の倍、ページを使ってしまったのですね(苦笑)そのあおりを食って他のシーンも最初の予定と構成が微妙に変わるわ長くなるわ、エピソードとエピソードを連結する繋ぎのシーンもなんだか変な風に伸びるわ変形するわで、ホントに最初の目論見と言うか予定から大分妙な方向に暴走してます。話の進む方向だけは予定通りなんですが、展開のスピードが変則的な上に途中下車が多くなってます。最初組み立てたプロットの予定だともう書き終わってなきゃおかしいだけの量書いてるんですけど(泣笑)
そして、相変わらず、うちの話では幽助は貧乏くじひきさんみたいです(うへえ)幽助って、お邪魔虫‥‥もとい狂言回し的に使い易いんですよね。なんか。別に桑原君でも良いんだけど、桑ちゃんだといい人過ぎて、南野からあまり面白い反応引き出せない様な気がするし、飛影だともう、元々そう言うのに向いてない上に役者違い過ぎて遊ばれるだけだし(笑)その分幽助は適当に悪い子(笑)で、天然で南野の思惑踏み潰してくれたりするから、丁度良かったり(笑)
で、なかなか終わらない話ですが、今度で終わります。まさか中篇が更に前後編に別れたりなんて恐ろしい事にはならないと思います。‥‥多分(汗)後編が全部で6Pか7P位で書き終わったら、分けなくても大丈夫な位の字数だろうし。私に降臨して下さるドリームの神様は長編ドリームの神様なんですかね?本数重ねるごとにどんどん長編になっていくんだもん。たまには短編ドリームの神様に降りてきて欲しいです‥‥(涙)